日本統治時代

建築家近藤十郎の設計 西門紅楼

西門紅楼

台湾の若者が集まる西門町の駅のすぐ近くに、八角形のレンガ造りのレトロな建物があります。1908(明治41)年、台湾総督府営繕課に所属していた建築家近藤十郎の設計により、台湾初の公営の市場として建てられた西門紅楼です。裏手には、十字型の十字楼があります。

この西門町一帯は、旧来の台北の街の西側に、日本が新しい商業、娯楽街として開発した場所で、「西門町」という町名は、現在の地名ではなく日本統治時代の名残です。

1945年中華民国に移ってからは、主に劇場として、1960年代は映画館、老朽化のため一時低迷もしましたが、1997年には三級古跡に指定、基金によって再生し、築100年を超えた今も、芸術、イベント、カフェ、また紅楼の歴史を物語る展示館として活躍しています。

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