中国との国境 金門島

金門島

2019/8/1

台湾 金門島に渡ってみる。(3)

「土産物店や飲食店」 観光客向けの商店街では今年から、中国の「五星紅旗」と台湾の「青天白日満地紅旗」が共に掲げられている。対立してきた二つの旗が共存して掲げられる場面は、台湾本島でも、中国でも、なかなか目にしない光景だ。今では、中国人客も、台湾人客も、カメラを取り出して記念撮影をする場所になっている。こうす。土産物店や飲食店、タクシーでは、中国の人民元がそのまま使える。タクシーの運転手に聞くと、「私も船に乗ってアモイに買い物に行くから、人民元は使い慣れている」、経済圏の融合が進んでいる。金門は、文化的にも ...

金門島

2019/8/1

台湾 金門島に渡ってみる。(2)

「中国への依存」 台湾本島から離れた金門は、中国への依存を深めている。8月には福建省側から金門へ水を供給する海底送水管が開通して記念式典が開かれた。水不足に悩まされてきた金門の住民にとっては喜ばしいニュースで、水をたたえた貯水池を見学に行くと、「両岸通水」を祝うアドバルーンが残され、宙に浮かんでいた。式典で地元の金門県長は、「水がつながった次は、電気と橋だ」と語った。島には観光収益や特産のコーリャン酒の醸造のほか、有力な産業はない。次々と高層ビルが建つ対岸のアモイの発展を見て、中国側に魅力を感じる金門の人 ...

金門島

2019/8/1

台湾 金門島に渡ってみる。(1)

中国南東部、福建省アモイ市のすぐ沖合に金門島という島がある。中国大陸から10キロも離れていない。1949年の中台分裂で国民党政権が台湾に逃れた後、台湾側が島を実効支配している。台湾本島からは200キロも距離があり、中国と向き合う最前線の離島だ。台湾軍も駐留している。台北から向かうなら、市内の松山空港から金門へ定期便が飛んでいる。立栄航空は、季節や曜日によって異なるものの一日に10便ほど。双発のプロペラ機に搭乗して1時間で到着する。水曜の朝に乗った便は、60席余りの座席が満席だった。台北の松山空港で、金門島 ...

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