絶景と温泉 緑島

台湾 台東 緑島に渡る(11)

「戒護中心」
監視塔と高い塀は監獄の象徴的な建造物ですね。塀の上には有刺鉄線が張り巡らされていました。こちらは「戒護中心」と称する建物。戒護ですから、いわゆる刑務官の詰所みたいなものです。内部には「獄外之囚」と題して、一人一人のエピソードが写真と共に掲示されていました。そのタイトルから推測するに、収容されなかったものの、白色テロによって受難に遭った人々の記録が紹介されています。「戒護中心」の裏手に建てられているのは「独居房」棟です。廊下の両側にドアが並び、板敷きの小部屋に便器だけが取り付けられた独居房が並んでいます。こちらは「礼堂」ホールです。このホールへ入るアプローチには、まるで道標で、民主主義に欠かせない各種権利を記したシールが貼られています。これらのシールは、ホールのみならず敷地内の随所に貼られています。監獄が使われていたころ収容者はこのホールに集められて訓話を聞かされていたのでしょう。このホールの内部に展示されている戒厳令下における恐怖政治の歴史の流れや当時の各種史料、そして政治犯として囚われた人々を救おうとした多くの運動の記録などです。

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