絶景と温泉 緑島

台湾 台東 緑島に渡る(6)

「地中海域の古代遺跡を連想させる海底温泉」
地中海域の古代遺跡を連想させるようなモニュメントに囲まれる形で、海底温泉を臨むテラスに設けられている四角い屋根付きの浴槽は、無色透明の高温な温泉が張られている浴槽です。屋根を支える4本の柱のうち1本に石積みの湯口があり、そこから火傷しそうなほど熱いお湯がチョロチョロと注がれていました。加水の有無はわかりません、熱いとはいえさきほどの温泉卵槽よりは低いので、何らかの形で冷ましてから供給しているようです。それでも吐出時点では高温であるため、投入量は絞られ諸々の調整によって、湯加減は43℃前後になっています。海底温泉は入れない現状ですが、朝日温泉の主役となる浴槽は上画像の露天温泉プールです。大海原を臨む海岸に曲線を描く大きなプールが複数設けられているのですが、まともな湯加減の温泉浴槽は中央のまん丸い槽だけ、それ以外は水風呂だったりぬるいお湯だったりと温泉を期待すると肩透かしを食らうような状況です。地形に沿って段々に設けられているプールのうち、下部の一番広い部分は空っぽです。せっかく立派なプールを活かしきれていなません。シーズンオフは、客に供用するプールを意図的に減らしていたのかもしれません。

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