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フィリピン人の生活 (15)

26)クリスマスギフトが大好き クリスマスはフィリピン人にとって1年で一番重要なイベント。「13months salary」という1ヶ月分のボーナスを使ってたくさんのギフトを贈り合います。クリスマスギフトは日頃の感謝と翌年への潤滑剤フィリピンでは、友人や家族だけでなく、職場の人やお世話になった人にギフトを贈る文化があります。日本人も例外ではありません。 11月ごろになるとコンドミニアムにギフトや寄付のお願いのチラシが貼り出されたり、水のデリバリーのお兄さんがチップを期待して丁寧な対応になったりします。 う ...

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フィリピン人の生活 (14)

(23)初対面でもプライベートな質問がくる フィリピンでは日本人の感覚として親しくない人には聞かないような質問をどんどんされます。たとえば、 「結婚しているの?」 「子どもは?(いない場合)なんで作らないの?」 「どこに住んでいるの?」 といった具合です。 また、日本では女性に体重や年齢を聞くことは失礼という風潮がありますが、フィリピンではそういう考えはありません。ただ、身長については別。フィリピン人は背が低めの人が多いので、男性に身長を聞くのは失礼にあたるそうです。 (24)「はぁ?」というあいづち う ...

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フィリピン人の生活 (13)

(21)あいさつは握手、ハグ、キス、マノ フィリピンの挨拶は日本に比べ距離感が近いのが特徴です。ビジネスではまず握手をするというのが一般的。友人では数回会ったくらいの間柄で、ハグやチークキス(頬同士を合わせるキス)をします。また、「マノ」もしくは「ブレス」と呼ばれるあいさつも特徴的。これは、年長者を敬意を示すためのあいさつで、相手の手をとって自分の額に当てるというものです。フィリピンでは挨拶で肌を触れ合わせる文化なんですね。 (22)「ご飯食べた?」という挨拶 もうひとつ知っておきたいのが、「Kumain ...

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フィリピン人の生活 (12)

(20)お金の貸し借りのトラブルに注意 キリスト教信者の考え方のひとつに、持つものが持たざるものに分け与えるという助け合いの精神があります。フィリピンでもその考えが広く浸透しているので、困っている人に寛容な文化といえます。ただし、これがお金の貸し借りなどトラブルに発展してしまうことがあります。実際にフィリピンで生活していると、「家族の手術代を貸してほしい」、「帰省費用が足りないので援助してほしい」というような申し出を受けるケースを耳にします。その際に、むげに断ると恨みを買い、安易に引き受けると要求がエスカ ...

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フィリピン人の生活 (11)

(17)貯金をしない 買い物編でも触れましたが、フィリピン人はお金があったらあっただけ使う人が多くいます。日本人は将来何があるかわからないので備えるために貯金する、フィリピン人は将来何があるかわからないから今を楽しむためにお金を使う、という対照的な話があります。 (18)おつりがあいまい ローカルのエリアでは買い物のときにお釣りが大まかにしか返ってこないことがあります。特に1ペソ以下の「センタポ」というコインはなかなか計算が難しい面もあり、切り上げ・切り捨てになることが多いです。また、タクシーを利用する際 ...

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フィリピン人の生活 (10)

(16)活気のあるマーケット フィリピンでぜひ訪れていただきたいのが、マーケット(市場)。各地にWet Marketと呼ばれる生鮮食品を扱うマーケットがあり、とても活気に溢れています。市場では日本であまり見かけない魚介類や野菜などに出会えます。特にフィリピンは島国なので新鮮な魚介類が豊富。現地の人の生活を肌で感じたり、値段交渉などで会話する楽しさがあります。ただ、ローカルなエリアにあることが多いので、治安には十分気をつけてください。

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フィリピン人の生活 (9)

(14)大量買いが大好き フィリピンは大量にお買い物をするのが大好きな人が多く、数日でお給料を使い果たしてしまうことがあるほどです。スーパーマーケットにいくと、大きなカートにてんこ盛りにものを購入していく人が多く並ぶのを目にします。特に休日は家族でショッピングモールにお出かけしてお買い物を楽しむ家庭が多いので、レジも店内も大混雑。ちょっとした日用品や食料品であれば平日に買い物することをおすすめします。 (15)小分けの商品が多い 大量にお買い物をする人が多いショッピングモールと対照的なのが、「サリサリスト ...

フィリピン人の生活 (8)

(12)ファストフードでも食器を下げなくてOK フィリピンで生活すると日本ならではの文化に気づくことがありますが、ファストフードなどのカジュアルなお店に食器を下げる場所がないことはそのひとつです。フィリピンではファストフードやフードコートでも、食べ終わった食器を片付ける人がいるので、自分で下げる必要はありません。 (13)メニューに載っているのに品切れがある レストランでよく耳にするのが「No available, Ma’am(Sir).」これはその料理を提供できない、つまり品切れであることを意味します。 ...

フィリピン人の生活 (7)

(10)テイクアウトOK フィリピンで外食する際に嬉しいのが、どんなお店もたいていテイクアウト(お持ち帰り)ができること。フィリピンのお店は一品一品がボリュームたっぷりであることが多く、少人数で行くとなかなか食べきれません。そんなときに、「Can I take out?」と声を掛けると、多くのお店は準備している容器に残った料理を詰めてくれます。ただし、年中暖かい国なので、持ち帰った料理は冷蔵庫に入れ、翌日中には食べるようにしましょう。 (11)ナイフの代わりにスプーンを使う レストランでセッティングされる ...

フィリピン人の生活 (6)

(8)ビールが安い フィリピンでは酒税が安く、ビールはお店で頼んでも1瓶60ペソ(126円)程度。ビール市場はSan Miguel(サンミゲル)社というビール会社のほぼ独占状態となっており、「ピルセン」や「ライト」などいろんな種類のお酒が並びます。安くいろんな種類のお酒を楽しめるのはお酒好きに嬉しいですね。 (9)フルーツ王国 南国フィリピンで食べたいものいえば、色とりどりのフルーツ。代表的なパイナップル、マンゴー、バナナはもちろん、日本であまり見かけないフルーツが手軽に手に入ります。私のおすすめはマンゴ ...

フィリピン人の生活 (5)

(6)お米や揚げ物、お肉などハイカロリーの料理が中心 フィリピンの主食はお米。それに合わせて濃い味付けのお肉を煮るか揚げるというメニューが多く見られます。ファストフードの人気メニューはハンバーガーでなくフライドチキン。お野菜はあまり好まない人が多い印象です。そのため、自炊をしない場合はメタボリックシンドロームに注意が必要です。 (7)甘いものが大好き フィリピン人は甘い飲み物やスイーツが大好き。ペットボトルの紅茶やファストフードのお茶も砂糖入りが一般的です。また、3度の食事のほかに10時と15時ごろに「ミ ...

フィリピン人の生活 (4)

フィリピンの街角 (1)フィリピンタイムがある フィリピンに来て真っ先に体感するのが「フィリピンタイム」。これは時間どおりに物事が進まないというフィリピンの特徴を示しています。 ・パーティの始まる時間に行ってみたら日本人しか来ていない ・10時に来ると言っていた業者が30分過ぎても連絡がないこういうことは日常茶飯事です。 連絡が来たと思ったら「on my way(今、むかっているよ!)」というのもお約束。フィリピンでは30分程度の遅刻は当たり前、というおおらかな文化があります。ただし、大事な商談や飛行機の ...

フィリピン人の生活 (3)

貧富の差が大きい 東南アジア全体に言えることのひとつかもしれませんが、フィリピンでもお金持ちとそうでない人の生活の差を感じる場面に遭遇します。何人ものメイドを雇い、ブランドものに身を包んできれいな車に乗っている人がいる一方、道で幼い子を抱えながら「お金をちょうだい」と手を出してくる人もいます。国際協力銀行の資料によると、平均月収により社会階層を5つに分類した結果、富裕層といわれるAランク(月収100,000ペソ(210,000円)以上)の世帯の割合が0.3%であるのに対し、貧困層といわれるEランク(月収8 ...

フィリピン人の生活 (2)

女性が活躍する社会 フィリピンは働き者の女性がとても多いです。2015年の国家統計局国際労働機関(ILO)の報告書ではフィリピンの女性管理職の割合が47.6%とアジアトップ。街なかではお腹の大きな妊婦さんでも出産ギリギリまで働く姿をよく見かけますし、女医さんなど専門職の数も非常に多い印象です。一方、男性が家にいて子育てなどを担うことは珍しくありません。 女性男性関係なく、働ける人・働きたい人が大人数の家族を養うため勤勉に働く国です。

フィリピン人の生活 (1)

<フィリピン社会の特徴> 信仰が生活に浸透しているフィリピンは東南アジア唯一のキリスト教国家。 国民の85%がキリスト教信者(カソリック)であり、それ以外の人もイスラム教やその他の宗派のキリスト教など信仰をもつ人がほとんどです。キリスト教徒の車にクロスやイエス像が飾られていたり、キリスト教やイスラム教に関連するイベントや祝日などがあったりと、生活のいたるところに信仰の様子がみられます。また、クリスマスはキリスト教にとって1年で最も重要なイベント。9月からクリスマスモードが始まり、12月に向けて人々の働き方 ...