中華民国時代

親中派の台頭 馬英九総統の外交政策

「親中派の台頭」

馬英九総統の外交政策、対日戦略のブレーンで中華民国総統府国家安全会議諮問委員を務める楊永明台湾大学教授は、「日台間では相互に友好感情が存在するという基本認識です。台湾はおそらく世界で最も親日的な社会であり、日本でも台湾に対する好感が広範に存在しています。」としています。同じく中華民国総統府国家安全会議諮問委員(閣僚級、日台関係担当)を務める李嘉進は「日台は、通常外交では国益が基本ですが、日台は特別。お互いの好感度が抜群に高く、戦前からの歴史が育てた深い感情が出発点となっています。」としています。

このように台湾は親日的な雰囲気ですから、日本統治は肯定的に捉えていると日本では思われがちですが、国民党や親民党は、搾取の時代と位置付けています。それに比べると民主進歩党は、同情的ですが、植民地時代について、現代において認められないとの立場です。日本統治を評価しつつも、その根底に存在した植民地時代を批判する立場を取っています。

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