台北の絶景を手軽に満喫!
劍潭山登山で親山歩道を歩こう
台北の真ん中からちょっと足をのばすだけで、こんなに気持ちいい景色に出会える場所があるなんて、最初は正直びっくりしました。今回ご紹介するのは「劍潭山」。アクセスの良さがとにかく魅力で、たとえば天母SOGO近くに通勤している方や、芝山駅から園山駅あたりまで通っている方なら、通勤の合間にだって立ち寄れちゃうような距離感なんです。ちょっと息抜きしたいとき、運動不足をなんとかしたいとき…そんなときにぴったりのスポットですよ。
劍潭山の魅力と基本情報
劍潭山とは?台北市北部に広がる緑の楽園
劍潭山(ジエンタンシャン)は、台北市の北側に位置する、都会のすぐそばとは思えないほど緑があふれる山です。標高がそれほど高くないので、「登山」といっても気負わなくてOK。私も最初は軽い気持ちで登ってみたんですが、これが意外といい運動になるんですよね。
しかも、MRT劍潭駅を降りて数分で登山口に着けるというこの気軽さ。だからこそ、地元の人たちに愛されてるんだろうなって、歩いている途中にすれ違う人たちの表情を見ていてもすごく感じました。
台北の街を一望できる展望スポット
山の上から見下ろす台北の街並みは、ほんとに息をのむ美しさ。特に基隆河越しに広がる市街地は、まるでミニチュアの世界みたいで、時間を忘れて眺めてしまいます。あの松山空港の待合室から見える山並みが、そのまま尾根として続いている場所って聞いて、なんか納得しちゃいました。
日が沈みかける時間帯に行くと、ビルのガラスに夕陽が反射して、街全体がほんのりオレンジ色に染まるんです。あれは写真じゃ伝わらない、現地でしか味わえない感動ですね。
陽明山や金面山とつながる縦走ルート
じつは劍潭山、単体で登っても楽しいんですが、陽明山系や金面山へ続く縦走ルートの一部でもあるんです。たとえば、金面山からスタートして文間山を経由し、劍潭山まで歩くコースは、個人的に「これぞ台北の山歩き!」って感じがして大好きなルートです。
歩いている途中に、ふと見上げると鳥が旋回してたり、草むらから風に揺れる音がしたりして、「ああ、生きてるなあ」って、ちょっと大げさだけど、そんな気分になるんですよね。
MRT劍潭站からの登山ルート
山門から始まる本格的な登山道
MRT劍潭駅を出て中山北路を渡ると、すぐに立派な石段の山門が見えてきます。ここがスタート地点。ちゃんと「起点0m」って書かれたプレートがあって、「よし、やるぞ!」ってスイッチが入ります。市が整備してる「親山歩道」の一部なので、安全面もバッチリ。実際、スニーカーでも十分歩けました。
長寿公園までの登り道
登山道を進むと、はじめはちょっとキツい石段が続きますが、それを越えると道がゆるやかになってきて、10〜15分ほどで「長寿公園」に到着。ここまで来ると、ちょっと汗ばんできて、「いい運動したなぁ」って実感がわいてきます。運動不足の人には、これくらいの距離がちょうどいいリハビリって感じ。
展望台へと続く木製階段
公園を越えたところに分岐点があって、左に行くと、木でできた階段が出現します。これがまた、雰囲気あるんですよ。自然の中にしっくり馴染んでいて、登るたびに木のぬくもりを感じます。階段を登りきると、視界がパッと開けて、台北の街がドーンと広がる展望台に到着!
早朝のすがすがしい空気の中や、夕方のやわらかい光の中で見る台北は、本当に格別。なんなら一日ここでボーッとしてたいくらいです。
劍潭山周辺の楽しみ方
寺院巡りとスピリチュアルスポット
登山道の途中には、ひっそりと佇むお寺があったりして、歩いていて飽きないんです。たとえば静かな空気に包まれたその一角に立つと、時間の流れがゆっくりになったような、不思議な感覚になります。心がざわついてるときに訪れると、スッと整う感じがして、何度も助けられました。
老地方までの快適な道の整備
昔はちょっと歩きにくかった区間も、今ではかなりしっかり整備されています。コンクリートで舗装されていたり、新しい展望台ができていたり、初めての人でも迷わず安心して歩けるようになりました。実際に歩いてみると、「ここまでやってくれてるのか…!」って感動するレベルです。
環山路や内湖エリアへのアクセス
さらに足を伸ばすと、内湖環山路に下るルートも。これがまた景色がよくて、ちょっとしたハイキング気分を味わえます。内湖方面に住んでる友人は、週末の朝にこのルートを歩いて、帰りに市場で朝ごはん買って帰るっていうのが定番になってるらしいです。うらやましい…!
まとめ
台北の自然と都市の融合を体感できる劍潭山
台北って、ただの都市じゃないんだなぁって、劍潭山に登ると実感します。街のすぐそばに、こんなに気軽に自然とふれあえる場所があるなんて、本当に贅沢。整備された登山道に、ちょっと本格的な縦走ルート、歴史ある寺院や、思わず写真を撮りたくなる展望台。どれもこれもが「ちょうどいい」感じなんです。
たとえば、朝の通勤前にひと汗かきたいとき。週末、何も予定がない日曜の朝。そんなときにふらっと登れる劍潭山、正直、かなりオススメです。都会の喧騒にちょっと疲れたとき、ぜひ一度、足を運んでみてください。心がふっと軽くなるかもしれませんよ。