台湾の文化

台湾の原住民文化 (5)

ピヌユマヤンの出生伝説

ピヌユマヤンは石から生まれたか、竹から生まれたかというその出生伝説に基づいて、石生地(ルバハン)-(知本社)ティポール、竹生地(ピヌユマヤン)- (プユマ)(卑南社)という2つの亜族に分かれます。「知本社口碑によれば『太古(プユマ)の海岸に潮の泡があり、それから塵芥の如きものを生じ、更にこれが石となり、石が割れて人間の形をしたものが出てきた』」「卑南社の由来については次の口碑が伝えられてえる。『太古二ニューと云う女神が海から出てきて、アロウノと云う茅草を折って枝とし、それをピヌユマヤンが海岸にさした。アルウノを逆にさしたので上の方に根が生え、竹が自然に割れて上の節からパキマァイと云う男、下の節からピヌユマヤンと云う女生る」

これら2つの伝説に出てくるルバハンとピヌユマヤンは、実は現在の台湾台東美和村にある同じ土地のことなのです。ティポールとプユマでそれぞれ、ルバハン、ピヌユマヤンと呼んでいるのです。そして、他の社はこれら2つの社から分かれたとされています。

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