絶景の宝庫 花蓮

花連の観光スポット (3)

< 松園別館>
1942年竣工した元日本軍の施設、旧名「花蓮港陸軍兵事部」。ここで兵を募り管理していました。 園内庭園には琉球松が生い茂り、この松が建物を隠す役割を果たしていたそうです。
高台にあるため海上の軍艦や船舶を監視したり、付近にある南飛行場の飛行機の離着陸を把握したりすることができ、眼下に流れる美崙川は物資の輸送に利用されていました。
園内には本来5つの建物がありましたが、現在残るのは4つ。
1 元事務室~煉瓦、木、鉄筋コンクリートを用い、戦時中短期間で建てられたため丈夫であることのみに重点が置かれた。頑丈で保存に優れている。折衷様式の洋風建築。
2 元宿直室~当時の壁は取り払われ中庭の琉球松が見渡せる開放的な空間となり、現在はカフェとして利用されている。
3 元集会所~園内で唯一の木造建築。中央には天皇の写真を置いていた神棚があった。終戦後、日本軍の指揮官がここで自害したといわれている。
4 防空壕~長さ5M、高さ2M、両サイドに出入口がある。この空間からすると当時兵事部には20名程駐在していたと推測される。スコールが多いこの土地の気候に合わせ砂利を引いた地面は水溜まりが出来ないよう海に向かってゆるく傾斜している。
松園別館は特攻隊員が出征前に宿泊し天皇からの「御前酒」を賜る場所としても利用されていました。防空壕内に展示されていたうら若き特攻隊員の写真を見て胸が締め付けられる思いがしました。多くの命が犠牲となった戦争という負の歴史に目を背けず、心に刻み、悼み、学び、同じ過ちを繰り返さないようにしなければなりません。

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