【台南旅行】玉井老街の「有間冰舗」ヨウ ジエン ビーン プゥ
マンゴーの里で味わう絶品かき氷
台湾南部に位置する台南市は、歴史と伝統が息づく都市として知られています。その中でも「玉井(ユィジン)」という小さな町は、特にフルーツ、なかでもマンゴーの名産地として有名です。たとえば、夏の時期になると町全体がマンゴー一色に染まり、農園や市場には新鮮なマンゴーが山積みにされ、地元の人々や観光客でにぎわいます。つまり、玉井は“マンゴーの聖地”と呼ばれるにふさわしい場所なのです。
そんな玉井の中心地にある老街(昔ながらの街並み)を歩いていると、ひときわ目立つかき氷店「有間冰舗(有間冰舖)」があります。このお店は、観光客だけでなく地元の人々からも長年愛されてきた存在です。具体的には、見た目にも美しく、ボリューム満点のかき氷が評判で、たとえばマンゴーを贅沢に使用した一皿は、口に入れた瞬間にその甘みと香りが広がります。旅行好きの筆者の視点から、この「有間冰舗」の魅力をあますところなく紹介していきます!
玉井老街で出会う「有間冰舗」とは?
地元で愛され続ける1992年創業の名店
初めてこのお店の前を通りかかった時、まず目に飛び込んできたのは、通りの反対側までずらっと並ぶお客さんの列。「え、これ全部かき氷目当て!?」と驚きました。1992年創業というから、もう30年以上。玉井の人たちにとっては、夏の定番なんでしょうね。本店と支店が向かい合っているというのも、ちょっとユニークで、初見だと一瞬どっちに入るか迷います(笑)。
マンゴー氷の革命「氷磚かき氷」が名物に
「氷磚(ピンジュワン)」って聞きなれないかもしれませんが、これがまぁ衝撃のうまさ!普通のかき氷って、シロップが最後に下に溜まって味がボケがちだけど、これは違う。マンゴー果汁をそのまま凍らせて削ってるから、一口目から最後までマンゴーの濃さが爆発してます。まさに、果物を“食べてる”というより“浴びてる”感じ。これを知っちゃうと、もう他のかき氷じゃ物足りなくなるかも。
レトロな店内と活気ある老街の雰囲気
お店に入ると、昔ながらの木造のつくりがなんとも懐かしくて、ふと昭和の喫茶店を思い出しました。壁には有名人のサインがずらり。「あ、この人も来たんだ〜」なんて話しながら待ってる時間も楽しい。外の老街もにぎやかで、どこからともなくマンゴーの甘い香りが漂ってきて、気分は完全に“夏祭りモード”。
「芒果無雙」ほか人気メニュー徹底解説
看板商品「芒果無雙」は夢のようなマンゴー尽くし
このメニュー、名前からしてカッコよすぎません?「芒果無雙」って、「無敵のマンゴー」って感じで(笑)。実際に注文して出てきたとき、その豪華さに思わず「うわっ!」って声が出ました。マンゴー果肉に、情人果(甘酸っぱい青マンゴー)、アイスに練乳まで。もはや“マンゴーのパフェ氷”って言った方が近い。見た目も可愛くて、スマホで撮らずにはいられない!
練乳はセルフサービス!自分好みに調整
これは嬉しいサプライズでした。各テーブルにちょこんと置かれた練乳ポット、なんと自由にかけ放題。しかも、ポットの形がどこかレトロでかわいいんです。私、気がついたら3回もおかわりしてました…。その場の空気がすでにゆる〜くて、変に気取らず、自分好みにカスタムできるのもポイント高い!
サイズは選べる3種類!コスパ抜群の価格設定
「小・中・特大」って、普通に考えたら一番小さいサイズで様子見したくなるけど、ここは絶対“中”か“特大”がおすすめ。だってボリュームがすごいし、2人でシェアしても余裕。値段もびっくりするほど良心的で、日本のかき氷専門店だったらこの内容で倍はしそう。台湾の物価に感謝…。
店舗情報とアクセス|玉井老街での楽しみ方も紹介
住所 | 台南市玉井区中正路152号、154号 |
電話番号 | (06)574‐7130、9360 |
営業時間 | 9:00~21:00 |
休業日 | 年中無休 |
クレジットカード | 使用不可、現金のみ |
行き方 | 台南市バス「大台南公車」の綠幹線、橘幹線で「玉井」下車、徒歩5分ほど。 |
ホームページ | http://m.emmm.tw/L3.php?L3_id=49797 (北京語) |
営業時間・アクセス方法をしっかり確認
営業時間は朝9時から夜7時まで(ちょっと早めに閉まるかも)。玉井までは台南駅からバスで80分くらい。少し遠いけど、それでも行く価値アリです。途中の風景もゆったりしてて、旅してる実感がふわっと湧いてきますよ。バス停からも徒歩5分と近くて、アクセス自体はそんなに難しくありません。
かき氷だけじゃない!老街の食べ歩きも楽しい
玉井という町は、まさに“マンゴー尽くし”の楽園のような場所で、どこを歩いてもマンゴー関連の食べ物や商品に出会えるのが魅力です。たとえば、王道のかき氷だけでなく、マンゴー大福といった和風スイーツや、ふわっと香るマンゴーの食パンなどもあり、どれも個性豊かで飽きが来ません。さらに、町のあちこちにはジューススタンドが点在しており、フレッシュなマンゴージュースを片手に歩けば、それだけでちょっとしたリゾート気分が味わえます。
中でも驚きだったのが、農協直売所で見つけたマンゴービール。最初は「えっ、ビールにマンゴー?」と半信半疑になってしまいますが、実際に飲んでみると驚くほどフルーティーで、アルコールが苦手な人でもスッと飲めてしまうような軽やかさがあるんです。つまり、見た目のインパクトに反して味は意外と繊細で、いい意味で裏切られます。お土産選びにもバリエーションが豊富で迷ってしまうほどですし、気がつけば食べ歩きに夢中になっていて、時間が経つのも忘れてしまう、そんな不思議な魅力が玉井には詰まっています。
季節限定商品も見逃せない!
夏のハイシーズンには、「芒果三重奏」やスムージー系の限定メニューも続々登場。行くタイミングによってちょっとずつメニューが変わるのがニクい…。リピーターが多い理由、わかる気がします。私も「来年も絶対来よう」って思いましたもん。現地に行ったらメニュー表は要チェックです!
まとめ
台湾・玉井で一度は味わいたい「有間冰舗」の絶品氷
台湾の夏といえば、強い日差しと湿気を感じる季節ですが、そんな暑ささえも楽しみに変えてくれるのが、玉井の老街で味わえる「有間冰舗」のマンゴーかき氷です。たとえば、道の両脇に立ち並ぶ古い建物や果物を売る屋台がノスタルジックな雰囲気を演出し、その中で一際存在感を放つのが、かき氷の名店「有間冰舗」なのです。この3つ、つまり“台湾の夏・玉井の老街・有間冰舗のマンゴーかき氷”が揃えば、それだけで旅の目的が達成されたかのような、心からの満足感が得られます。
中でも「芒果無雙(マンゴーウーシュアン)」と名付けられたかき氷は、その名の通り“マンゴーに並ぶものなし”とでも言いたくなるような衝撃的な一品です。たとえば、一口食べればマンゴーの甘みと酸味が口いっぱいに広がり、贅沢に使われた果肉の食感と香りが旅の疲れを一気に癒してくれます。さらに、どこか昔を思い出させるレトロな店内で、ゆったりとした時間の流れを感じながら食べるそのかき氷は、まさに“旅のご褒美”そのもの。台湾に行く予定があるなら、台北や台中だけで終わらせず、ぜひ南部の玉井まで足を運んで、この極上のひと皿を自分の舌で体験してみてください。