台湾旅行でリゾートアイランドの
「澎湖諸島(ポンフー)」に行ってみる
台湾本島の西側、台湾海峡にぽっかり浮かぶ「澎湖諸島(ポンフー)」。ここは正直、初めて足を踏み入れた瞬間から心を掴まれる場所でした。どこまでも続く青い海、のんびりした空気、どこか懐かしいような街並み。観光地としての知名度はまだそこまで高くないけれど、だからこそ味わえる“素の台湾”があります。
この記事では、初めて澎湖を訪れる方でもちゃんと楽しめるように、その魅力からアクセス方法、絶対外せないスポット、そして胃袋を掴んで離さないローカルグルメまで、リアルな目線でたっぷりお届けします!
澎湖諸島(ポンフー)とは?その魅力を徹底解説
台湾旅行で外せないリゾート「澎湖諸島」の基本情報
澎湖諸島は、大小合わせてなんと90以上の島からなる群島。その中でも中心になるのが「澎湖本島(マグン島)」で、宿泊施設や観光の拠点はほとんどここに集まっています。
私が訪れたのは6月。心地よい海風とカラッと晴れた空の下で、毎日がまるで映画のワンシーンみたいでした。ダイビングやシュノーケリングを楽しむ人たちが海辺に集まっていて、「あぁ、こんな場所がまだ台湾にあったのか」と感動したのを今でもよく覚えています。
澎湖諸島はどんな人におすすめ?
正直、誰と行っても楽しい。家族連れでのんびりも良し、カップルでロマンチックな時間を過ごすのも良し、ひとり旅で自分と向き合うのも最高。
例えば、無人島クルーズで静かな時間を味わったあと、地元の古い漁村をぶらり。歴史のにおいが残る石造りの家並みに、ちょっと胸がぎゅっとなるような感覚を覚えました。
そして写真好きな人にはたまらないと思う。空と海の境目が分からなくなるくらい青が広がるし、夕暮れ時なんて息を呑む美しさ。スマホのシャッターが止まらなかった…本当に。
澎湖諸島が人気上昇中の理由とは?
最近、じわじわと澎湖の人気が上がってきているのも納得です。
まず、アクセスがめちゃくちゃ便利。台北から飛行機で1時間くらいだから、午前中に出発してお昼には海辺にいる、なんて旅も全然アリ。
さらにSNS映えするカフェや雑貨屋が増えてきていて、特に若い世代からの支持が厚くなってる印象。港町で見つけた小さなカフェで飲んだサボテンスムージー、甘すぎずすっきりしていて、個人的には大ヒットでした!
澎湖諸島へのアクセス方法と旅行のベストシーズン
台北から澎湖への行き方は?
おすすめはやっぱり飛行機。台北松山空港や高雄空港から国内線に乗れば、約50分で澎湖へ。あっという間です。
時間に余裕があるなら、台南や嘉義からフェリーという選択肢もアリ。ただ、2〜4時間かかるので、のんびり旅したい人向きですね。個人的には、船旅の雰囲気も結構好きです。
航空券はハイシーズン前に予約すればかなりお得に取れることもあるので、旅の予定が決まったら早めのチェックがおすすめ。
<澎湖行きの航空券チケットを購入する方法>
航空券を探すなら、まずはおなじみ「スカイスキャナー」で検索するのが便利。出発地には「台北」、目的地には「馬公(MZG)」と入力して、日付を選んで検索!ここで一つ大事なポイント。目的地には「澎湖」って入れないでください。検索に出てこないことがあります。正式名称は「馬公空港(MZG)」なんです。
ちなみに、澎湖行きは台北(松山空港)だけでなく、高雄、台中、台南、嘉義の各空港からも出ています。私は台北から行ったけど、南部滞在の方なら高雄発も便利かも。フェリーも高雄・嘉義から出てますが、こちらは2〜4時間かかるので、のんびり旅をしたい人向きです。
航空券の価格は、プロモーション価格なら片道で1308台湾ドル(約4800円)くらい。往復でも1万円くらいで収まるから、お財布にも優しいのが嬉しいところ。
実際の搭乗時、私はスマホで予約画面を見せてチェックインカウンターで発券。国内線だけど、パスポートの提示が必須なので絶対に忘れずに。あと、当日でも空きがあればチケットが買えることもあります(ただしハイシーズンは念のため事前予約を!)。
今回私が利用したのはマンダリン航空。片側2列・全体4列の小さめの機体でしたが、正直けっこう快適。人も少なくてゆったりしてたし、窓側の席から見る台北の街並みと台北101の眺めが最高でした。飛行時間はあっという間の約45分。ほんと、離陸して景色見てたら、もう着陸体勢って感じ。
到着する馬公空港は、思ったよりも大きくてキレイ。地方空港ってもっとこぢんまりしてると思ってたから、ちょっと驚きました。空港から市内やホテルへの移動は、タクシーか、ホテルや民宿の送迎サービスが便利です。荷物が多いときは、絶対送迎付きプランを選んだ方がラクですよ!
ちょっと一言
初めての澎湖旅行は、飛行機の予約から移動までちょっと手間に感じるかもしれないけど、いざ着いたらその苦労も全部報われます。むしろ、旅の一部としてちょっとした冒険気分を味わえるのが楽しいかも。移動も含めて旅って思えば、全然アリ!
澎湖旅行に最適な季節はいつ?
私のイチオシは5月〜7月。気温もちょうどよくて、海の透明度がヤバいくらい高い。海に入った瞬間「え、プールじゃん」ってくらいのクリアさ。感動ものです。
冬は風が強くて船の運航が止まることもあるから、アクティビティを楽しみたいならやっぱり春〜夏がおすすめ!
澎湖旅行の準備で注意すること
澎湖は自然豊かなぶん、ちょっとだけ不便なところもあります。Wi-FiやATMの数は多くないし、カードが使えない店もちらほら。現金は多めに持っておくのが安心です。
あと、日差しがとにかく強い!油断するとすぐに真っ赤になるので、日焼け止め・帽子・サングラスはマスト。虫よけスプレーも地味に役立ちました(夜市で実感)。
澎湖で絶対に行きたい観光スポット3選
元の姿を残す歴史的な「四眼井」と古跡散策
馬公市にある「四眼井」は、名前の通り4つの水口がある不思議な井戸。400年以上も前から使われているそうで、そこに立つだけで時空を超えた感覚になります。
周りの街並みもどこか懐かしくて、ふと昔の台湾の暮らしが見え隠れするような気がしました。歴史好きにはたまらないスポット。
圧巻の自然美「双心石滬(ハート型の石垣)」を見る
ハート型の石垣なんて…って正直ちょっと思ってたけど、現地で見たらその美しさにやられました。潮の引いた時間にちょうど夕陽が差して、海に浮かぶハートがきらめいて…言葉を失うとはこのこと。
写真じゃ伝わらない“空気ごと感じる絶景”ってこういうのだなって。
海と空の絶景が広がる「跨海大橋(ポンフー大橋)」
バイクをレンタルして海上に伸びる「跨海大橋」を渡るのは、まさに爽快のひとこと!風を切りながら走ると、いろんなモヤモヤが吹っ飛んでいく感じがします。
とにかく景色が壮大で、旅に来てる実感がガツンと湧いてきますよ。
澎湖で味わいたいおすすめグルメとローカル体験
澎湖名物「仙人掌アイス」は必食スイーツ!
澎湖に来たらこれは絶対食べて。見た目はショッキングピンクでインパクト抜群、でも味は意外にあっさりしていてクセになる!
暑い日差しの下で食べると、体の中からひんやりしてきて「生き返る〜!」ってなります。しかもサボテンは地元産。ちゃんとローカルにこだわってるのも好感度高し。
海鮮好きにたまらない!新鮮なシーフード料理
とにかく何を食べても新鮮。私は地元の定食屋で食べた海鮮粥が忘れられません…。アサリやシャコ、白身魚がたっぷり入ってて、塩気もちょうどよくて、何杯でもいけそうだった。
朝から市場に並ぶ人たちの表情もどこか誇らしげで、「この島、海に生かされてるんだなぁ」と感じた瞬間でした。
地元の市場や夜市でローカルフード体験
馬公市の夜市は、小さいながらも個性派ぞろい!牡蠣オムレツや焼きイカ、そしてサボテンジュースまで…どれも気取らない味で、地元のおじちゃんおばちゃんが声をかけてくれるのも嬉しい。
旅行の中でこういう“人とのふれあい”って、あとからじわじわ効いてくるんですよね。
まとめ
次の台湾旅行は「澎湖諸島」で決まり!
海が好き。のんびりした時間が好き。ローカルの空気にどっぷり浸かりたい。
そんな人には、澎湖諸島は最高の旅先になるはずです。台湾の中でもちょっと違う、この島の空気感、ぜひ体感してみてください。忙しない日常からふっと抜け出して、心からリラックスできる場所が、ここにはあります。
次の休み、どこに行こうか悩んでるなら――澎湖、ほんとにおすすめです!