【神々しい御来光を体験】
祝山観景台と小笠原山観景台で味わう絶景の朝
台湾・阿里山。ここには、人生で一度は見ておきたい“あの朝日”があります。とくに「祝山観景台」と「小笠原山観景台」は、御来光スポットとしては超有名。実際に訪れてみると、「神々しい」という言葉が本当にしっくりくるんです。空がゆっくりと明るくなって、山の向こうから光が差してきた瞬間、ただただ見とれてしまいました。
今回は、そんな2つの観景台の魅力や見どころ、行く前に知っておきたいポイントを、実体験を交えながらご紹介します。
祝山観景台で御来光を迎える魅力
最前列は争奪戦!祝山観景台のベストポジションを確保しよう
祝山観景台は、祝山駅を降りてすぐ。アクセスが抜群なぶん、早朝にも関わらず人がぞろぞろ集まってきます。私が行った日は、まだ空が真っ暗な時間からすでに三脚を構えている人がちらほら。
正直、ベストポジション――特に柵の一番前――は完全に早い者勝ち。日の出の1時間前にはもうほぼ埋まっていて、私もギリギリ端っこをキープできた感じです。写真をガチで撮りたい人は、迷わず早起き必須です!
冬の早朝にぴったり!温かい朝食が嬉しい屋台グルメ
寒い中での御来光待ちは想像以上にこたえます。でも、そんなときに嬉しいのが屋台の存在。現地の人がすすめてくれた「トウモロコシスープ」が本当に体に染みました…。豆乳スープもやさしい甘さで、冷えた指先がじんわりあったかくなる感じ。
空を見上げながら手のひらでカップを温めてる時間…なんとも言えない幸せです。あの瞬間だけで「来てよかった」と思えるほど。
後列になると?混雑時の写真撮影の注意点
これは実際にやっちゃったんですが、うっかり後ろの方に回ると、人の頭が写り込んでしまってテンションだだ下がりです…。特に連休中は人の波でごった返すので、写真がぶれたり、タイミングを逃したり。
本気で綺麗な写真を狙うなら、迷わず一番乗りレベルで行動してください。早起きは三文の得、ほんとそれ。
小笠原山観景台の静寂と絶景を楽しむ
ウッドデッキでゆったり!自然と一体になれる観景スポット
祝山観景台から歩いて10分ほど。人混みを抜けて静かな道を歩いていくと、小笠原山観景台が現れます。広いウッドデッキが広がっていて、静けさが心地よい…。
私は祝山で朝日を見たあと、こっちに移動して深呼吸しました。渓谷を見下ろしながらコーヒーを飲む時間、あまりにも贅沢で、心がほぐれていくのがわかりました。
玉山連峰を一望!壮大なパノラマ風景が広がる
ここから見える玉山連峰がまた最高なんです。山々が重なって、その間に光が射し込んでくる感じ…まさに“自然の芸術”。言葉ではちょっと足りないかもしれません。
朝の光が斜めに差し込む時間帯は、写真を撮るにもぴったり。実際、何人かスケッチしてる方もいて、その気持ちすごくわかるなって思いました。
御来光には不向き?ベストな訪問時間とは
小笠原山観景台は東向きじゃないので、残念ながら「太陽が顔を出す瞬間」は見えません。でもその分、落ち着いて景色を楽しめます。祝山で日の出を見てからこちらに来るルート、ほんとおすすめです。
混雑を避けられるし、朝の光が差し込む森の風景って、なぜか時間がゆっくり流れてるように感じられるんですよね。
御来光観賞の前に知っておきたい注意点とアドバイス
寒さ対策は必須!防寒対策をしっかりと
阿里山の朝は、5月でも普通に寒いです。4時で気温6度とか、体感的にはもっと寒く感じます。私はダウンに手袋、ネックウォーマーまで装備していきました。それでも風が吹くとじわっと寒くて。
ヒートテック系はマジで頼れるし、コンパクトにしまえる防寒グッズがあれば絶対に持っていってください!
アクセス方法と時間の確認を忘れずに
祝山観景台までは、阿里山森林鉄道の祝山線に乗りますが、列車の始発時間は季節によって微妙に違います。私はうっかり夏と冬を勘違いしてギリギリになったことがあるので、前日夜には必ず時刻をチェックしておきましょう。
列車に乗り遅れると取り返しがつかないので、余裕をもって動くのが大事です。
安全第一!足元と混雑対策も重要
観景台周辺はまだ暗いうちに歩くことが多いので、ヘッドライトがあると安心です。スマホのライトでもいいけど、両手が空く方が何かと便利。
あと、靴は滑りにくいもの必須!おしゃれ重視でスリッパとかヒールはほんとにやめておいた方がいいです。万が一、滑って転んだら、それこそ台無しなので…。
まとめ
祝山観景台と小笠原山観景台で感動の御来光体験を
祝山観景台は、ザ・王道の御来光スポット。人は多いけど、それだけの価値がある“神の時間”が味わえます。そして、小笠原山観景台は、そのあとの余韻を静かに楽しむのにぴったりな場所。
どっちかじゃなく、ぜひ両方体験してみてください。私自身、あの朝を思い出すと今でも胸がじんわり熱くなります。
早起きして寒さに震えて、でもその先にあるあの景色は、本当に人生の宝物になると思いますよ。