フィリピン人の生活 (3)
貧富の差が大きい 東南アジア全体に言えることのひとつかもしれませんが、フィリピンでもお金持ちとそうでない人の生活の差を感じる場面に遭遇します。何人ものメイドを雇い、ブランドものに身を包んできれいな車に乗っている人がいる一方、道で幼い子を抱えながら「お金をちょうだい」と手を出してくる人もいます。国際協力銀行の資料によると、平均月収により社会階層を5つに分類した結果、富裕層といわれるAランク(月収100,000ペソ(210,000円)以上)の世帯の割合が0.3%であるのに対し、貧困層といわれるEランク(月収8 ...
フィリピン人の生活 (2)
女性が活躍する社会 フィリピンは働き者の女性がとても多いです。2015年の国家統計局国際労働機関(ILO)の報告書ではフィリピンの女性管理職の割合が47.6%とアジアトップ。街なかではお腹の大きな妊婦さんでも出産ギリギリまで働く姿をよく見かけますし、女医さんなど専門職の数も非常に多い印象です。一方、男性が家にいて子育てなどを担うことは珍しくありません。 女性男性関係なく、働ける人・働きたい人が大人数の家族を養うため勤勉に働く国です。
フィリピン人の生活 (1)
<フィリピン社会の特徴> 信仰が生活に浸透しているフィリピンは東南アジア唯一のキリスト教国家。 国民の85%がキリスト教信者(カソリック)であり、それ以外の人もイスラム教やその他の宗派のキリスト教など信仰をもつ人がほとんどです。キリスト教徒の車にクロスやイエス像が飾られていたり、キリスト教やイスラム教に関連するイベントや祝日などがあったりと、生活のいたるところに信仰の様子がみられます。また、クリスマスはキリスト教にとって1年で最も重要なイベント。9月からクリスマスモードが始まり、12月に向けて人々の働き方 ...