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皇民化政策と霧社事件

「皇民化政策」

第二次世界大戦が始まると、皇民化政策により、多くの台湾人が日本人意識を持つに至っておりました。皇民化の背後には、台湾人のもつ漢民族的な風習・伝統・宗教に対する蔑視があり、台湾人の日本人に対する考えや、日本人の台湾人に対する優越意識はぬぐいきれず、戦後に持ち越されることになります。

平和的な印象の強い日本統治時代ですが、初期には統治に反対する武力蜂起がいくつか発生しました。武力蜂起は警察や軍隊により鎮圧され、蜂起に参加した者の多くは逮捕、もしくは処刑されています。

台湾原住民との間では日本統治時代最大規模の武力蜂起である霧社事件が起こり、鎮圧への毒ガス使用が検討されたり、蜂起した原住民部族への鎮圧に協力した部族は保護されたりしました。 霧社事件では、事件前1400人だった地区の人口は、事件後300人にまで減少しました。

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