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振り返る台湾の歴史

台湾は中華民国の一部ですが、中華人民共和国(中国)ではありません。台湾は、政党政治です。一党独裁の中華人民共和国(中国)とちがいます。台湾への流れをもう一度振り返ってみます。

[1911年] 中華民国成立

[1945年] 日本は敗戦によって台湾の主権を放棄する。日本は台湾の主権を中華民国に渡すとは言っていません。

[1949年] 中国共産党により中国に中華人民共和国成立、中華民国は台湾に撤退

[1971年] 国連で中国の席を担っていた中華民国は中華人民共和国に追い出され(2758号決議)、国連での「中国代表権」を失い、中華人民共和国を「唯一の中国」と認める国数が増加、中華民国との外交関係を「非公式」と変えた。

[1980年代] 中華人民共和国は改革開放に進み、中華民国を超える経済国に進展する。中華民国は「もう自分は中国の唯一の代表なんて考え方やめよう。対岸(中華人民共和国のこと)も頑張っている、どっちも中国と考え始めます。中華民国の政府側も自分が唯一の中国と主張するのをやめるようになった。

[2000年代] 中華人民共和国は「新大国」になり、国際的に活躍する。中華民国の人々にとって、同じ中華民族の中華人民共和国が進歩し、中華人民共和国の政府は「台湾は中国の神聖な領土」と「中華人民共和国は唯一の中国」と騒ぎ始めます。海洋覇権を狙う中華人民共和国(中国)としては中国の領土であるとしたかった。

[2010年代]中華民国人(台湾人)は自分を中華人民共和国人と間違われないように、自分を「台湾人」と呼び始め、両岸(中華民国と中華人民共和国のこと)間の発展上に違いがどんどん増えて行き、台湾人は中国人と違いがあることに気づきます。

「台湾は中国の一部」とは、中華民国を中国の代表となり、「台湾は中国の一部ではない」のであれば、中国を「中華人民共和国」とし、中華民国は独立した国となります。

共産主義か、民主主義を選択すると考えれば、自然と理解する事ができます。

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