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古代ロマン香る!緑島の海底温泉と絶景スポット特集

台湾・緑島の絶景体験!
地中海の古代遺跡を連想させる海底温泉の魅力

台湾の東側、広大な太平洋に浮かぶ「緑島(リューダオ)」は、まるで秘密の楽園のような存在です。つまり、都市の喧騒から離れ、静かで自然豊かな環境に包まれたその場所に足を踏み入れた瞬間、まさかこんなに美しい場所が台湾にあるとは…という驚きと感動が込み上げてきました。たとえば、真っ青な海と白い砂浜、豊かな緑が織りなす風景は、写真や言葉では言い表せないほど魅力的です。観光地としては比較的知られていないため、まだ手つかずの自然が多く残っており、訪れる人を特別な気分にさせてくれるのです。

そんな緑島の中でも、特に印象的だったのが「海底温泉」です。これは世界的にも非常に珍しい現象で、海の中から地熱で温められた温泉が湧き出しており、まるで映画のワンシーンのような幻想的な体験ができます。言い換えれば、古代ローマの公衆浴場を思わせるような岩場に身を沈めながら、海の波音をBGMにリラックスするという、他ではなかなか味わえない贅沢なひとときを過ごせるのです。今回は、そんな緑島の神秘的な温泉の魅力を、実際に訪れて感じた生の声とともに、詳しくご紹介していきます。

緑島の海底温泉とは?地中海風の神秘的なロケーション

「海底温泉」と聞いても、最初はどんなものかイメージしにくいかもしれません。つまり、温泉といえば山の中や地上に湧き出すものを想像しがちですが、緑島のそれはまったく異なる自然の仕組みでできているのです。実際に現地を訪れると、岩だらけの海辺、まるで溶岩のようなゴツゴツした地形のすき間から、ほんのりと湯気を立ててお湯が湧き出しているのがわかります。たとえば、波打ち際のすぐそばで足を浸すと、天然のヒーターのようにじんわりと温かさが体に伝わってくるのです。

この温泉の仕組みは、海底の火山活動と密接に関係しています。要するに、地下深くで加熱された地下水が地熱によって温められ、それが地表、つまり海底の岩の割れ目を通じて湧き出してくるという自然現象なのです。さらに、この温泉は潮の満ち引きや風の強さによって温度や湯量が微妙に変化するのも面白いところです。こうした不安定さもまた、人工の温泉にはない「生きている温泉」らしさを感じさせ、まさに自然と一体になれる特別な体験として、多くの人を魅了してやまない理由なのだと実感しました。地中海域の古代遺跡をイメージした浴槽デザイン
ここ、写真だけじゃ伝わらないんですが、本当に“異国感”がすごい。石造りの柱に囲まれた四角い屋根の浴槽、どこかの遺跡の一部にでも迷い込んだような気分になります。お湯に浸かりながら空を見上げた瞬間、「ああ、これは贅沢だなぁ…」って自然とため息が出ました。

朝日が差し込む幻想的な時間帯もおすすめ

個人的に一番感動したのが、朝日が昇る時間帯。朝5時台に頑張って起きて向かったんですけど、海の向こうから昇る太陽が湯けむりに反射して、まるで金色のベールがふわっとかかっているみたいな風景に出会えました。正直、泣きそうになるくらいきれいで。早起きが苦手な自分でも、「これなら毎朝でもいい」と思ったくらいです。

屋根付き浴槽と湯温管理のこだわり

湯口から注がれる高温泉と絶妙な温度調整

温泉といえば、湯加減ってすごく大事ですよね。ここでは、浴槽の一角にある石積みの湯口から、かなり熱めのお湯が静かに注がれてます。直接触ったら「熱っ!」ってなるレベル。でも、ちゃんと湯量で調整されてるから、入るときは絶妙にちょうどいいんですよ。なんていうか、“人の手を加えすぎない、でも放っておきすぎない”っていう距離感が心地よいです。

湯加減は43℃前後で快適な入浴を実現

実際の湯温は43℃くらい。熱すぎず、ぬるすぎず、本当に“ちょうどいい”。長めに浸かっててものぼせにくくて、ふぅ〜っと身体の芯から緩んでくる感じがたまりません。温泉好きとしては、こういう絶妙な湯温ってかなりポイント高いです。

天候の影響を受けにくい構造も魅力

しかも屋根付き!これは本当にありがたかった。突然のスコールが来ても慌てず入っていられるし、日差しが強い日でも焦げる心配なし。こういうちょっとした配慮が、旅行先の快適さを大きく左右するんですよね。

緑島の露天温泉プールと観光状況

中央の温泉槽が“主役”の露天風呂エリア

この温泉施設のメインは、やっぱり中央の丸い大きな温泉槽。背景に広がる海、青い空、白い雲。そんなロケーションの中でぽかぽかの湯に浸かってると、「これ以上なにを望む?」って気分になります。

他のプールはぬる湯または水風呂仕様

ちなみに、全部のプールが温泉ってわけじゃないです。ぬる湯とか水風呂もあって、夏場なら「うわ〜気持ちいい!」ってなるけど、冬に行くと「ちょっと寒っ…」ってなります(笑)。なので、季節によって好みは分かれるかも。

シーズンオフには一部施設が閉鎖されることも

行った時期がちょうど観光の端境期だったんですが、下の方にある広いプールは水が抜かれてて、ちょっと寂しかったな。でも、逆に人が少なくて静かだったのはありがたかったです。がっつり満喫したいなら、やっぱりベストシーズンを狙うのが正解です。

緑島温泉観光を最大限に楽しむために

台東からのアクセス方法と交通手段

緑島へは、台東からフェリーか小型飛行機でアクセスできます。フェリーだと1時間くらい、小型機ならあっという間に到着。朝早く出れば、お昼前には温泉でのんびりしてるって流れも全然アリ。個人的には、行きは飛行機・帰りは船ってパターンが、旅情あっておすすめです。

温泉以外の観光スポットとの組み合わせ

温泉だけじゃなく、灯台や人権記念館、シュノーケリングポイントなど見どころがいろいろあります。私の場合は、朝に灯台に登って絶景に癒されて、午後に温泉でぽかぽか…って流れで、すごくいい1日になりました。

ベストシーズンは春と秋!気候も快適

緑島のベストシーズンは、やっぱり春と秋。暑すぎず、寒すぎず、ちょうどいい風が吹いてて、どこを歩いても気持ちがいい。夏は日差しがキツすぎるし、冬は風が冷たいから、やっぱり中間の時期が安心です。

まとめ

緑島の海底温泉は、いわゆるリラックスのための温泉以上の体験を提供してくれます。つまり、ただ身体を温めるだけではなく、自然のダイナミズムや歴史的な雰囲気を肌で感じることができる、心と体の両方に響く場所なのです。たとえば、目の前に広がる広大な太平洋、岩をくり抜いたような浴槽の形状、そして朝日に照らされてキラキラと光る水面…その一つひとつが、まるで映画のワンシーンに迷い込んだかのような、非日常の世界へと誘ってくれます。まさに「ここでしか体験できない」と言っても過言ではない、五感すべてが刺激される贅沢な空間なのです。

そのため、少し時間をかけてでも緑島を訪れる価値は十分にあります。言い換えれば、忙しい日常の中で少しでも自分を労わる時間を求めている人には、まさにぴったりの癒しの旅先になるはずです。台湾本島から船や飛行機を使ってアクセスする必要はあるものの、それだけの労力が報われるだけの魅力が、緑島の海底温泉には確かにあります。もし、次の台湾旅行の行き先に迷っているなら、ぜひこの特別な場所を選んでみてください。そして、自然と一体になれるような、心がじんわりと温まる体験を味わってみてはいかがでしょうか。

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