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富士山の次はここ!台湾の絶景「玉山」登山ガイド

富士山より高い!
台湾最高峰・玉山(新高山)の魅力を徹底解説

「えっ、台湾に富士山より高い山があるの!?」と驚いた人も多いはず。その山の名前は 玉山(ユイシャン)。昔は「新高山(ニイタカヤマ)」と呼ばれていて、太平洋戦争の開戦暗号文にも登場する、歴史的にも有名な山なんです。標高はなんと 3,952m。富士山の3,776mよりも高いと聞いて、私は思わず「負けてるやん!」ってツッコミ入れました(笑)。

今回は、そんな玉山の魅力をガッツリ掘り下げてみます。登山好きも、そうでない人も、読んだらきっと山に行きたくなるはず!

玉山とは?台湾の最高峰を知ろう

「新高山」という旧名の由来とは?

玉山が「新高山」と呼ばれていたのは、日本が台湾を統治していた明治時代のこと。測量の結果、富士山よりも高いことがわかり、「新しく発見された高い山」という意味を込めて名付けられたそうです。

有名な話ですが、太平洋戦争の開戦を知らせる暗号電文「ニイタカヤマノボレ一二〇八」にも登場していて、当時の日本にとってはシンボル的な存在だったんですよね。歴史の教科書で見た記憶がうっすらある人、いるかもしれません。

玉山の標高と地理的特徴

玉山は台湾の中央山脈のど真ん中にそびえる、堂々たる最高峰。標高3,952mって、ちょっと想像がつかない高さですよね。富士山に登ったときのあの息切れと寒さを思い出すと、それよりも高いってだけで「絶対キツい…けど行ってみたい…!」って気持ちになります。

周囲には3,000m級の山がずらりと並んでいて、朝焼けや夕焼けで染まる風景は本当に言葉を失う美しさ。空の色が刻一刻と変わるなか、山々がゆっくりと影を伸ばしていく景色を見たとき、「この瞬間のために来たんだな…」って心がギュッと掴まれたような感覚になります。

玉山登山の魅力とアクセス

玉山の登山は意外にもアクセス良好。南投県の登山口からスタートして、途中にある 排雲山荘 で一泊すれば、1泊2日で登頂できます。

山小屋は事前予約が必要だけど、整備された登山道と現地の人のサポートがしっかりしていて、「外国の山って大変そう…」って不安もかなり和らぎます。富士山に登った経験があるなら、次の目標としてちょうどいい難易度。何より、海外で山に登るって、それだけでちょっとワクワクしませんか?

台湾は実は「山の国」だった!

3,000m級の山が200座以上!

台湾っていうと「マンゴー」「夜市」「あったかい南国」ってイメージが強いけど、実は 3,000m超えの山が200座以上 もあるって聞いたときは、ほんとビックリしました。

たとえば、雪山(3,886m) や 南湖大山(3,742m) なんかも有名で、どの山もそれぞれに個性があって魅力たっぷり。日本の高山が21座だから、台湾の山の多さはケタ違い。なんで今まで知らなかったんだろうって、ちょっと損した気分になるレベル。

登山文化が根づいた台湾社会

台湾では登山がめちゃくちゃ人気。週末になると、トレッキングポール片手に山に向かう人たちが駅にもわんさか。特に中高年層に人気で、「人生100年時代」なんて言われる今、健康志向の強い人たちがどんどん山へ足を運んでいます。

しかも公共交通が便利だから、初心者でも気軽に行けちゃうんです。日本で言えば高尾山とか筑波山みたいな、日帰りでサクッと楽しめる山も多くて、「登山って敷居が高い」ってイメージがガラッと変わりますよ。

台湾山岳観光の魅力

玉山だけじゃなくて、山の周辺も楽しめるのが台湾のいいところ。

たとえば、阿里山(ありさん) は登山帰りにぜひ寄ってほしい観光地。阿里山鉄道に揺られながら見るヒノキ林の美しさ、まるでジブリの世界に迷い込んだみたいな感覚になります。地元の料理も美味しくて、山の疲れなんて一瞬で吹き飛ぶくらい。

星空を眺めたり、高山植物を観察したり、ただの登山にとどまらない体験ができるのが、台湾の山岳観光の魅力です。

玉山登山にチャレンジするには?

登山許可と計画の立て方

玉山に登るには、オンラインで登山許可を取る 必要があります。さらに 排雲山荘の予約 も必須。これ、人気シーズンはほんとに競争が激しくて、気づいたときには予約が埋まってた…なんてことも。

なので、理想は登山の 1ヶ月前くらいから準備を始める のがベスト。手続きをしっかりすれば、現地では安心して登山に集中できます。

装備と体力の準備

標高が高い分、準備も念入りに。登山靴はもちろん、防寒具やレインウェア、ヘッドランプなどは絶対必須。私は富士山登ったときに手袋忘れて、山頂でマジで凍えるかと思ったことがあるので、装備の大切さは身にしみてます…。

高山病対策としては、標高の高い場所で前泊するのが効果的。標高2,600mくらいで一泊すると、だいぶ体が慣れてきますよ。

安全に楽しむためのポイント

玉山は午後になると天気が急変しやすくて、雷雨が来ることもしばしば。だから出発は とにかく早朝 が基本。私も朝3時にヘッドランプつけて出発したとき、最初は眠すぎて後悔したけど、夜明け前の静けさと空気の澄んだ感じは格別でした。

言葉に不安がある人は、日本語ガイド付きのツアー に参加するのもオススメ。ガイドさんがいれば、トラブル時も安心だし、山のことも色々教えてくれるので、より深く楽しめます。

まとめ
富士山の次に登るなら、玉山!

玉山(新高山)は、ただ「富士山より高い」だけじゃありません。アクセスも良くて、登山ルートも整っていて、自然の迫力も圧倒的。初めての海外登山にもピッタリな山なんです。

そして何より、台湾にはまだまだ知られていない「山の魅力」がぎっしり詰まってます。次の山旅、どこにしよう?って考えてるなら、ぜひ玉山を候補に入れてみてください。あの山頂からの眺め、きっと一生忘れられない思い出になりますよ。

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